フルタイムで働く母親のほうが40歳時点でのストレスが少ない

フルタイムで働く母親のほうが40歳時点でのストレスが少ない

フルタイムで働きながら子育てをするべきか?パートとして働くべきか?
それとも専業主婦になるべきか?

母親にとってどの生き方が最も良いのでしょうか?

40歳時点での精神的、身体的な健康という意味ではフルタイムが最も良さそうです。

ペンシルベニア州立大学の研究

ペンシルベニア州立大学の研究者は1978年から1995年の間に母親になった2,540人の女性の縦断的データを調査しました。

それによるとフルタイムで働く母親が40歳時点で最も健康的だということが分かりました。

出産後にフルタイムで職場に戻る女性のほうがそうでない女性と比べて精神的満足度が高くなります。
それだけではなく身体的健康や運動能力の向上、エネルギーの増加、うつ病の減少なども報告されています。

研究では女性が社会人となった早い段階で行うプロとしての選択がその後何年にも渡り影響し続けることも示唆されています。

反対に何度も職場を変えたりその職場に留まれるだろうかという不安を抱えている母親は不安を感じやすく健康を害しやすい傾向があります。

生きがいと将来への安心感

母親がフルタイムで働くことのメリットは多くあります。

まず社会とのつながりがあることで孤立するリスクが低くなります。
これは全ての働いている母親に言えることですがパートタイムの場合は賃金や昇進、任される仕事の内容といった点で期待が低いためフルタイムほどのメリットが享受できません。

仕事でキャリアを積むことは目的意識や自己効力感につながります。
これは人生の満足度において重要な事です。どんなにストレスのない人生を送っていてもそれがなければ生きる目的を見失いかねません。

また高い賃金や充実した福利厚生があることで夫と上手くいかなくなった場合にも「経済的に困ることはない」という安心感につながります。

つまり生きがいと将来への安心感を持っていることでフルタイムで働く母親は健康的でいられるということです。

※この記事はフルタイムで働くことを奨励するものではありません。何に生きがいを感じるかは個人差があります。あくまでアメリカでの統計上のデータに基づく話です。

参考文献:Adrianne Frech, Sarah Damaske. (2012). The Relationships between Mothers’ Work Pathways and Physical and Mental Health.