子供に大人っぽい洋服を着せると助けてもらえなくなる

子供に大人っぽい洋服を着せると助けてもらえなくなる

小学生くらいの子供が大人のような格好をしているのを目にする機会が増えました。

本人の希望があるにせよ、親のエゴにせよあまりに性的な服装をさせるのは控えたほうが良いかもしれません。

犯罪に巻き込まれるだけではなく、周囲から助けてもらえる可能性を減らしてしまうこともあるからです。

子供に対してさえ因果応報と思ってしまう

性犯罪の被害者を叩く心理を説明するときに「公正世界仮説」が用いられることが多いです。
この世界は因果応報なので行動どおりの結果になるというバイアスです。

男性の性欲を掻き立てるような服装をしていた女性にも落ち度はあるというのはこのような偏見に基づくものです。

そしてこれは成人だけではなく小学生程度の少女にも当てはめられてしまうことが実験で示されています。

その実験ではビキニとサンドレスを着用した少女の写真を見せた後で彼女たちが学校でイジメに遭っていると伝えられます。
すると参加者はビキニを着ている少女にも原因があるのではないかと考えそれほど心配しないのです。

子供が迷子でも話しかけるに躊躇する人は多い

今の世の中は子供が一人で歩いていても話しかける人が減っています。

冷たくなったからというよりも自分が疑われるのではないかと心配するからです。
特にその子供の親が面倒なタイプだったらどうしようかと不安になります。

児童期の子供に対して大人っぽい格好をさせるということはそのリスクをより高めるということです。
「子供にこんな格好をさせる親は変わっているんだろう」と思われる可能性が増えるのです。

ある調査では丈の短いスカートやヒョウ柄の服を着た10歳の女の子は知性が低く道徳心もないと見なされる可能性が高いことが分かっています。
本当に迷子だったとしても自分の意思でそこにいるのだと勘違いされるリスクもあります。

子供に大人っぽい服装をさせることでマウントを取りたいと思うのは親自身のアイデンティティが確立されていないからです。
それを子供で解消しようとしてはいけません。

参考文献:
Kaitlin Graff, et al. (2012). Too Sexualized to be Taken Seriously? Perceptions of a Girl in Childlike vs. Sexualizing Clothing.
Elise Holland, et al. (2016). Cute Little Things: The Objectification of Prepubescent Girls.

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