痩せすぎのモデルや芸能人の写真を冷蔵庫に貼ると摂食障害のリスクが高まる

痩せすぎのモデルや芸能人の写真を冷蔵庫に貼ると摂食障害のリスクが高まる

ダイエットを成功させるために痩せすぎのモデルや芸能人の写真を冷蔵庫に貼ったりスマホの待受にしたりしていないでしょうか?

もしそうであれば細すぎるモデルをお手本にするのはやめたほうが良いかもしれません。

確かに理想体型を意識することによって食事量を減らしたりカロリーの低い食事を選択するようになる効果はあります。

しかしそれと同時に摂食障害になるリスクを高める可能性もあるのです。

モデルと自分を比べる→不満を持つ→食事を制限する

女性は広告や雑誌、映画等で細いモデルや女優を見ると自分自身の身体への不満が高まるということがフリンダース大学の研究等から分かっています。

モデルと自分を比較して「私は体重が重い」「ウエストが太い」「脚が太い」などと思ってしまうのです。

そして食事の量を減らすことによって理想体型に近づけようとします。

それが行き過ぎると摂食障害となり食べられなくなったり、嘔吐してしまうことにつながります。

細いモデルを見るとダイエット食品を選びがちになる

細いモデルや女優をほんの少し見るだけでも女性の食事行動に変化が出るということを調べた実験があります。

ポツダム大学の研究者たちが50人の女子大生を集めて行った実験です。

この実験の参加者たちは最初に「マーケティング会社の調査のために広告を評価してほしい」と言われます。
(本来の実験目的を隠すための嘘の情報です)

このとき参加者は2つのグループに分けられます。

1つのグループは細いモデルが載っている広告を見せられます。
もう1つのグループは標準体型のモデルが載っている広告を見せられます。

そして広告の評価をします。

その後でおやつが出されます。
このときダイエット用スナックとふつうのスナックから好きなほうを選ぶように言われます。

参加者はどちらのグループに割り振られていたかによって選ぶスナックに違いが出ました。

細いモデルの広告を見せられたグループは64%がダイエット用スナックを選びました。
標準体系のモデルの広告を見せられたグループは28%しかダイエット用スナックを選びませんでした。

健康的な体型をお手本にする

上記の実験から見せられた広告モデルの体型が食事の選択に影響を与えるということが分かったと思います。

広告や雑誌、テレビには多くの痩せすぎのモデルが登場します。
そういった体型を自分と比較することで自分自身の体型に対する不満が強くなり、偏った食事になることで栄養バランスが崩れたり、摂食障害になってしまう可能性があります。

ダイエットのために冷蔵庫に有名人の写真を貼るなら健康的な体型の人のものにしましょう。

参考文献:Barbara Krahé & Christina Krause.(2010).Presenting Thin Media Models Affects Women’S Choice of Diet or Normal Snacks.
Marika Tiggemann & Janet Polivy.(2010).Upward and Downward: Social Comparison Processing of Thin Idealized Media Images.