顔から他人の感情を読み取る方法、読心術のトレーニング

顔から他人の感情を読み取る方法、読心術のトレーニング

顔から相手の心を読む方法を紹介したいと思います。

具体的にどういうことかというと、口では「怒ってないよ」と言っているのに本当は怒っている人や、悲しいことがあったのに我慢して普通のフリをしている人の本心が読めるということです。

こういった本心を読むことができれば「この人は分かってくれる人だ」と思ってもらえますし、本当は嫌われているのにそのことに気づかすに慣れ慣れしくしてしまって、さらに嫌われるということを減らすことができます。

相手の心を読む

何か覚えなければならないということではなく、ある習慣をつければ良いだけです。
どんな習慣かといったら相手の目を見る習慣です。
相手の目を見る習慣を持つだけで「この人の本心はこうだろう」という読みができるようになります。

目を見る機会が多い人は感情を読むトレーニングをしているのと同じ

今年、発表されたばかりの人の心を読むことについての面白い研究について説明します。

イスラエルのテルアビブ大学の研究です。
日本ではあまり知られていないかもしれませんがイスラエルの名門大学で、教授1人あたりの論文が引用された本数は世界でも上位の大学です。

今回紹介するのはこの大学の心理学と神経科学の研究者が行った実験です。

何をやったかというと「RMET:Reading the Mind in the Eyes test」というテストです。
要するに、目から感情を読むテストです。
具体的には目の写真を見てその人が喜んでいるのか、怒っているのか、悲しんでいるのかといった感情を当てるというテストです。

目から感情を判断するテスト

これを実験の参加者にやってもらったのですが、このときに「あなたは普段どれくらい人の目を見ますか?」ということもアンケートしました。

その結果どうなったかというと、普段から人の目を見る人のほうがテストのスコアが良かったのです。
つまり普段から人の目を見る人は感情を読むのが得意ということです。

これは当然といえば当然ですね。普段からトレーニングをしているようなものですから。

目を見ながら人と会話をしていると「こういう目をしているときはこういう感情なんだ」と分かります。

目を見るのが恥ずかしい人でも今はチャンス

なので人の心を読めるようになりたければ、普段から目を見る習慣を身につけましょうということなんですが…
恥ずかしくて出来ないという人もいると思います。

そんな人でも実は今はすごいチャンスなのです。なぜならコロナでみんながマスクをしているからです
なので目をじっくり見ても不自然にならないのです。

マスクをして目を見る人

実は今回の実験ではもう一つアンケートしていたことがあります。
「あなたは普段マスクをしている人と会う機会はどれくらいありますか?」ということも聞いているのです。

するとマスクをしている人と会う機会が多い人ほど、目から感情を読むテストのスコアが良いということも分かったのです。

マスクで顔が隠れて目しか出ていないため、目を見る機会が必然的に多くなったということです。

なので世界中の人がこのコロナ禍によって人の心を読む能力が高くなった可能性もあるのです。

ちなみにオクラホマ大学の研究によると普段から他人の心を読もうと考えている人は実際に心を読む能力が高いということも分かっています。
それだけではなく、登場人物の心情を考えながら読むような純文学の作品を多く読んでいる人も心を読む能力が高くなるということも分かってます。

人の心を読む能力を高めるためには、相手の目を見る習慣と、心を読もうとする習慣を身につければ良いということです。

参考文献
Trainin Nitzan, Yeshurun Yaara. (2021). Reading the mind with a mask? Improvement in reading the mind in the eyes during the COVID-19 pandemic.
Jessica E. Black, Jennifer L. Barnes. (2015). The effects of reading material on social and non-social cognition