しかめ面をすると注射の痛みを減らせるという実験

しかめ面をすると注射の痛みを減らせるという実験

注射の痛みを和らげたかったら針を刺されるときにしかめ面をすると良いかもしれません。

カリフォルニア大学の研究者たちが被験者に生理食塩水を注射する実験を行いました。
このとき被験者ごとに以下の4つの表情のどれかがつくられました。

  • 本物の笑顔
  • にやけ顔
  • しかめ面
  • 特になにもしない中立的な顔

そして被験者の注射の痛みを調べたところ本物の笑顔としかめ面をした人たちの痛みが少ないことが分かりました。
この2つの表情をした人たちは他と比べ40%ほど痛みが軽減していました。

本物の笑顔としかめ面が痛みに関連する三叉神経を刺激したことで痛みが軽減したのではないかと考えられます。

※この実験でいう本物の笑顔とは「ディシェンヌの笑顔」と呼ばれるものです。これは口角が上がり目元にシワができる笑顔のこととされています。
ディシェンヌの笑顔はトレーニングによって身につけることも可能ですが注射のときは簡単にできるしかめ面のほうがおすすめです。

参考文献:Sarah Pressman,et al.(2020).Smile (or grimace) through the pain? The effects of experimentally manipulated facial expressions on needle-injection responses.