数学が苦手な人はクソみたいな金融商品を買わされても気づかない

数学が苦手な人はクソみたいな金融商品を買わされても気づかない

どんな金融商品であっても基本的な数学の知識さえあればそれが自分にとって損か得かは判断できます。

しかし多くの人達が金融機関に騙されて手数料が高いだけでパフォーマンスの悪い商品に投資しています。なぜならその基本的な数学の知識さえ持っていないからです。

また儲けたいという欲望が冷静な判断能力を失わせる可能性もあります。

50%下がった株の値段が元に戻るには?

イギリス・スターリング大学の研究によるとほとんどの人が簡単に計算できる経済的損失さえ正しく評価できないことが分かりました。簡単な問題にさえ多くの人が間違えたのです。

あなたも少し考えてみてください。

【問題】
あなたの投資した株が市場の変動によって50%下がったとします。
この損失を取り戻すには何%値上がりすれば良いでしょうか?

簡単に分かる問題だと思います。

それでも「50%」と答えてしまった人がいるかもしれません。
正解は100%です。

金額に置き換えてみれば簡単に分かります。

100万円が50%下がったら50万円です。
この50万円を100万円に戻すには100%の値上がりが必要です。
50%の値上がりでは75万円にしかなりません。

多くの人がこのような間違いを犯してしまうのです。

また一度でも大きく値上がりした資産はその後に値下がりしても価値があるように感じてしまう心理も持っていることが分かりました。
心理学のプロスペクト理論では「100万円の得より100万円の損のほうが感情の触れ幅は大きい」と言われているのにも関わらずです。

割合で表現されることによって惑わされてしまうのかもしれません。

数学の復習を

どんなに難しい計算を使ったとしても市場全体で見れば利益と損失のトータルは同じ金額になります。
それでも自分がいま購入しようとしている金融商品だけはその理論から外れているような錯覚を持ってしまうことがあります。

また薦められて買った投資信託などの金融商品が実際には価値が下がっているにも関わらず金融機関の巧みな誤魔化しによって騙されることもあります。それは「欲」が判断の邪魔をするからです。

それと学生時代に数学をサボりすぎたことも原因です。
冷静な判断力を持つためにも数学を復習したほうが良いかもしれません。

参考文献:Philip W. S. Newall. (2016). Downside financial risk is misunderstood.