食事中にスマホに触れるのは行儀が悪いです。
人によってはマナーのなってない人間と思われ距離を置かれるかもしれません。
それだけでなく食事中のスマホは自分自身にとっても悪影響を及ぼします。
摂取カロリーが増えることで太ってしまうのです。
15%も増える
ブラジル・ラブラス連邦大学の研究者は男性26人と女性36人を集めて実験を行いました。
そこで以下の3つの条件で食事をさせました。
- スマホに触れながら
- 雑誌を読みながら
- 何もせずに
食べる前と後に食事の量を正確に計量しどれだけ食べたのかを調べました。
それによるとスマホ又は雑誌を見ながら食事をしたときにより多くの量を食べていることが分かりました。
何も触れないときと比べてカロリーの摂取量は15%も多かったのです。
特に年齢の高い男性ほどこの差が大きいです。
食べたことを認識しにくくなる
食事中にスマホや雑誌を見ると記憶のプロセスに混乱が生じます。
つまり食べ物を体内に入れたということを脳が認識しにくくなるということです。
これによって満腹感を得るのが遅れ余分に食べてしまうのです。
記憶障害になるとカロリー摂取量が増えるとも言われています。
食事中にスマホを操作するということは一時的にその状態をつくっているのと同じことかもしれません。
目の前の食べ物に集中するということは食事そのものの満足感も高めてくれます。
また自分が食べている音を意識することで食事量を減らせるということも分かっています。
ダイエット中の人は食事中だけでもスマホから離れましょう。
そうでない人も少しずつ太っているかもしれません。
また画面の雑菌を増殖させたり、それを口に入れてしまう可能性もあるのです。
参考文献:Renata Fiche da Mata Goncalves, et al. (2019). Smartphone use while eating increases caloric ingestion.