メディアマルチタスキングが脳をダメにして勉強と仕事を出来なくする

メディアマルチタスキングが脳をダメにして勉強と仕事を出来なくする

スマホを操作しながらテレビを見る、誰かと電話をしながらネットサーフィンをする。

このように複数のデバイスを同時に使用することを「メディアマルチタスキング」と呼びます。

子供から大人までこのような行為を行う人が増えていますが脳の機能が低下する恐れがあります。
それによって勉強と仕事の効率が驚くほど落ちます。

中学生のテストの点数の調査

トロント大学がボストンに住む7年生(日本の中学2年生)の73人にアンケート調査を行いました。

調査項目はスマホ、テレビ、ゲーム、雑誌、音楽などの視聴に一週間でどれだけの時間を費やしたかというものです。

その後にMCAS(マサチューセッツ州総合評価システム)のスコアを確認しました。

メディアマルチタスクに費やした時間が多い生徒ほど英語と数学のスコアが低いことが分かりました。

また衝動性も高いことが分かりました。

そして自分の能力が固定されたものか改善できるものかという質問に対しても、固定されたものと考えていることが分かりました。

つまり自分の能力が伸びる可能性を信じていないということです。

メディアマルチタスキングが脳に及ぼす悪影響

メディアマルチタスキングによって脳のワーキングメモリーが低下することが指摘されています。
それにより勉強や仕事の効率が落ちるのです。

マルチタスキングによって神経伝達物質も影響を受けます。
具体的にはドーパミンやコルチゾールなどが分泌されます。
すると脳内が混乱して本来やるべきことに集中できなくなるのです。

パソコンで仕事をしているときにスマホにメッセージが来たらそちらに気を取られてしまいます。
そのついでにSNSの通知も確認して、コメントも残して……
などとやっていると脳が何をすべきか分からなくなってしまうのです。

脳内でストレスホルモンであるコルチゾールが増えると記憶力が低下することも分かっています。

複数の作業を同時に行うと一見効率が良いように思われますが逆効果になることのほうが多いのです。
スマホだけを見ていてもマルチウィンドウで複数のアプリや画面を開いているとメディアマルチタスキングと同じ状況が起こるとも言われています。

複数の作業は一つずつ処理した方が集中できますし脳にとっても安全です。
シングルタスクで行きましょう。

参考文献:Matthew S. Cain, et al. (2016). Media multitasking in adolescence.

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