好きな人を見ると瞳孔が開くはずなのに…

好きな人を見ると瞳孔が開くはずなのに…

少女漫画などでイケメンを見ると女の子の瞳がキラキラ輝く描写があります。
これは瞳孔が大きくなったことの比喩的表現といえます。

実際に人間は興味のあるものを見ると瞳孔が開くということが様々な実験でも示されています。

より多くの光を取り入れることで見やすくするための反応です。カメラのレンズと同じ仕組みです。
好きな人はよく見たいから瞳孔が開くということです。

しかしダンディー大学が女性を対象に行った実験ではその効果が発見できませんでした。

男性ホルモンには反応するかもしれないが…

実験では109人の女性が男性の顔写真を見てその魅力を評価しました。

そして特殊な装置によって瞳孔径を測定しましたが男性の魅力度との相関は見つけられませんでした。

1回目の実験では男性ホルモンであるテストステロン値の高い男性を見たときには瞳孔が大きくなるということは分かりました。
(ちなみにテストステロンの量が写真から判断できるのか?と疑問に思うかもしれませんが、顔つきに出るという研究結果もあります)

しかしそれが性的魅力や恋愛対象としての魅力と結びついているかは不明です。

しかも2回目の実験では瞳孔の変化との関連は見られませんでした。

怖い写真や性的興奮を喚起する写真を見たときのほうが大きくなったのです。

ただしこの実験を行った研究者たちも今回の結果によって、好きな人を見たときに瞳孔が開くということを否定するものではないとしています。

より大きな研究サンプルを用いた実験では異なる結果が出るのかもしれません。

瞳孔(黒目)を大きくする裏技

余談ですが瞳孔の大きさはその人自信の魅力度に関連するとされています。
瞳孔の大きさをデジタル修正した同一人物の写真を見せて評価させると大きくしたほうが魅力的と判断されるという実験結果もあります。

黒目を大きくするコンタクトレンズなどが売っているのもこういった理由からです。

自分の意思で大きくすることは出来ませんが裏技はあります。
それは薄暗い場所に行くことです。すると光を取り込むために瞳孔が大きくなります。

デートをするときはぜひ薄暗い店を選びましょう。

参考文献:S. Hagerman, et al. (2017). Women’s self-rated attraction to male faces does not correspond with physiological arousal.

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