【コロナウイルス】緊急事態宣言でも外出を自粛しない人の心理

【コロナウイルス】緊急事態宣言でも外出を自粛しない人の心理

コロナウイルスの影響により緊急事態宣言が出されても不要不急の外出を自粛できない人はいます。
海に行ったりバーベキューをしたりしている人が一定数いるのです。

一般的な感覚を持っている人からしたら理解できない行動かもしれません。

しかし人間という生物全体で見た場合に一定の割合でこのような固体が存在することは不思議なことではないのです。

もちろん「こんなときでも外出しちゃう自分カッコイイ」という精神的な幼さを抱えているだけの人もいますがそれはごく一部の人です。
本当の原因はもっと別のところにあります。

脳の判断を司る部分の機能が低い

人間と他の動物の違いの一つは理性があるかどうかです。

お店で好きな食べ物があっても食欲にまかせてそのまま食べずにきちんとお金を払うのは理性があるからです。
これらは判断力ともいえます。

この能力を司るのは脳にある前頭前野という部分です。
酔っ払うと本性が出るというのはこの部分の働きが鈍くなるからです。

お酒を飲んでいなくてもこの判断力が平均よりも低い人はいます。
コロナウイルスの感染拡大により自粛が要請されていても不要不急の外出をするのはこういう人たちです。

お金を払わずにお店のものを持ってきてはいけないということは分かっても、コロナウイルスを拡散させてはいけないという判断までは出来ないのです。
またはことの重大さが理解できていないということです。

これくらいの判断力のレベルであれば世の中が平和なときに生活に支障が出ることはありませんから本人も周囲も気がつきません。

例えはよくありませんが勉強の偏差値が30台であってもペーパーテストを受けなければそれは分からないのと同じことです。

しかし今回のコロナウイルスの拡散によってそれが露呈してしまったのです。

病名がついていなくとも一部の能力について平均レベルのものを持っていない人はいるのです。
その状態に名前がついていないだけなのです。

むしろ名前がついている症状のほうが少ないのです。

一般の人はそんなことは分かりませんから「なんで外出を自粛できないのだろう?」と不思議に思うのです。

過剰な心理的リアクタンス

誰でも自分のことは自分で決めたいという欲求を持っています。

他人から何かを強制されるということはその権利を奪われるということです。
自由が失われたということにもなります。

すると反発したくなります。
この反発したい気持ちのことを心理的リアクタンスと言います。
心理的リアクタンスは個人差が大きいです。

仕事で何かを決めたときに必ず反対をしなければ気が済まない人がどこの職場にいますが、こういう人たちは心理的リアクタンスが異常なほど強いのです。

今回のコロナウイルス騒動で国や自治体から自粛の要請が出ています。

多くの人は納得できなかったとしても今は皆で協力すべき時と考えて従います。
不要不急の外出は自粛します。

しかし心理的リアクタンスの強い人というのは「外出するな」と言われるほどにしたくなってしまうのです。

なぜならそれに逆らうことで自分の自由が守られているという気持ちになれるからです。
もちろん本人もそんなことは意識できていません。

単に「国から言われたことに従うのは面白くない」としか思っていないことのほうが多いです。

恐怖によって現実を受け入れることが出来ない

心にはそれを守るための機能が備わっています。
フロイトの言葉を借りるなら「防衛機制」というものです。

あまりにもショックな出来事を認識してしまうと精神がおかしくなってしまうので、そうならないようにするための働きがあるのです。

その一つとして現実を受け入れないというものがあります。

目の前に死の恐怖が迫っているときに「間もなく死ぬのだ」と考え続けていたらあまりのストレスでおかしくなってしまうでしょう。

そうならないようにするため「今起こっていることは大したことではないのだ」と思い込もうとすることがあるのです。

「コロナウイスルなど大したことない」と思うことで精神の安定をはかろうとしているのです。

大したことないのだから自粛せずに外出しても良いのだと考えているのです。

ですからこのタイプの人たちは潜在意識では自粛している人たち以上に現状を深刻に受け止めている可能性もあります。

ギャンブル依存症

営業自粛をしないパチンコ屋が批判されています。ついに名前の公表までされました。

どれだけ批判されても朝から並んでいる客はいます。
わざわざ遠くの地方から営業している店を求めてやってくる人もいます。

彼らはギャンブル依存症という病気なのです。

こういう人たちに対して「意思が弱いからだ」といってもどうにもなりません。

彼らは脳の仕組みが変わってしまっているのです。

私たちは美味しいものを目の前にしたときや好きな人と一緒にいるとドーパミンという物質が分泌されます。

ギャンブル依存症の人はこれと同じことがギャンブルをしているときに起こるのです。

彼らに「パチンコをするな」というのはお腹が空いた人に「食べ物のことを想像するな」と言うのと同じことです。

意思の強さで改善できるものではないのです。

強引にさらって専門施設に入所させるでもしない限りはどうしようもないのです。

特に日本は他の先進国と比べてもギャンブル依存症者の割合が突出して高い国です。
なぜなら気軽に行ける場所にパチンコ屋がたくさんあるからです。
外国人が来て最も驚くことの一つです。

ギャンブルに限らず何らかの行為に依存している人というのは命を危険に曝してでもそれを我慢することは出来ないのです。

コロナウイルスがどれだけ猛威をふるっていたとしても外出を自粛できない人は一定数で存在します。

要請ではなく法律で禁止しない限りは解決することは出来ないのです。