ストレスによる白髪は黒髪に戻せるかもだって(コロンビア大学の研究より)

ストレスによる白髪は黒髪に戻せるかもだって(コロンビア大学の研究より)

ストレスが白髪の原因となることは知られています。

そして一度白髪になった髪の毛が再び黒髪になることはなさそうだと動物実験の結果などから考えられていました。
(少なくとも白髪が元の色に戻るという現象を定量的に観測できた実験は存在しないとされていました)

しかしコロンビア大学バゲロス医科大学の研究によるとストレスによって白髪になった髪の毛はそのストレスが取り除かれることで元の色に戻る可能性があるということが分かりました。

この実験では男女14名(平均年齢35歳)にストレス日記をつけてもらいました。
その後に髪の毛を提出してもらい日記の内容と照合したのです。

その結果、ストレスと白髪には有意な相関があることが分かりました。
ストレスを受けている日に生成された髪の毛は色が薄くなっていたのです。

それだけではなくストレスがなくなることで元の髪の毛の色に戻ることも分かりました。
つまり毛先は黒で真ん中が白で根元が黒という髪の毛も存在する可能性があるということです。

もちろん肉眼で見てはっきりと分かるものではありません。
特殊な装置を使うことで差が分かるレベルです。

さらに詳しく調べたところ白髪が生えるメカニズムにはたんぱく質の変化によるミトコンドリアの活性化が関係しているのではないかということも分かりました。

ストレスによりこれらのメカニズムが発生し白髪につながっているということです。

そしてストレスを解消することによってそのメカニズムを止めることができれば元の髪色に戻るのです。

実際に日記の中で休日にレジャーに行った人の髪の毛を調べたところ、それより前に色素が薄くなった髪の毛が休日の間に生成された部位に関しては元の色に戻っていました。

とはいえ今回の研究がすべての人に当てはまるわけではありません。
完全な白髪になりきるのかどうなのか?という微妙な状態の髪の毛にしか起こらない可能性のほうが高そうです。
つまり完全な白髪の老人がストレスを減らしたからといって黒髪になるわけではないのです。

そもそも途中から黒髪になってる白髪を見たことがないので、肉眼で分かるレベルの効果はストレスの解消だけでは期待できないのかもしれません。
しかし今回の研究結果が白髪を黒髪に戻す薬の開発のヒントになる可能性はあります。

(参考文献)Quantitative mapping of human hair greying and reversal in relation to life stress