勉強のやる気が出ない原因はインターネットの使い過ぎかもしれない

勉強のやる気が出ない原因はインターネットの使い過ぎかもしれない

受験勉強でも資格の勉強でもやる気が出ないことがあります。

やらなければいけないと分かっているのに参考書を開く気になれずダラダラとしてしまうのです。

そしてさらに億劫になってしまうのです。

このようにモチベーションが上がらない原因の一つはインターネットの使いすぎにあるかもしれません。

インターネットを頻繁に使う学生はやる気が低い

スウォンジー大学とミラノ大学の調査によるとインターネットのデジタルテクノロジーを使いすぎている学生は勉強のやる気が低いことが分かっています。
それだけではなくテストへの不安も感じやすい傾向にあります。

調査では258人の大学生に対しデジタルテクノロジーの利用や学習スキル、勉強のやる気、不安などについて評価しました。

その結果インターネットへの中毒性と勉強のやる気には負の相関があることがわかりました。

勉強を生産的に行うことも難しくなりテストへの不安も抱くようです。

低レベルのコンテンツとネガティブな感情がやる気を削ぐ

インターネットを見た後に勉強を始めようと思ってもなかなか頭が切り替わらないという経験はあると思います.
私もSNSや動画を見てしまうとなかなか仕事へのモチベーションが上がりません。

しかし 同じインターネトを使うにしても論文を見たり専門知識を調べた後はスムーズに仕事に移行することができます。

なぜこのような違いがあるのでしょうか?
今回の論文とは関係のない内容となりますが、コンテンツのレベルに問題があるのかもしれません。

SNSも掲示板もユーザーが気軽に書き込むので簡単な内容のものが多く理解するのも楽です。
そういったものばかり見ていると頭が怠け者モードになってしまいます。
その状態から急に勉強モードに切り替えるのは難しいです。

またネットのコンテンツと参考書の違いに「感情」の存在があります。
参考書には著者の気持ちは書かれていませんが、SNSや掲示板はほとんどが感情的な内容です。
しかもポジティブなものよりネガティブなものの方が多いです。

このようなネガティブな感情に接していると自分では認識していなくても疲れます。
そのため余計に勉強のやる気が出にくくなってしまうのです。

この実験でもサンプルとなった学生のネットの使用目的はSNSが40%で情報検索が30%となっていました。
SNSで他人の感情を受け入れているうちに心理的に疲弊してしまうのではないでしょうか?

なぜ文字入力しかできない機械が売れるのか?

インターネットは勉強に必要な情報を調べるのにも役立ちます。
しかし調べ物ついでにネットニュースを見たりして無駄に時間を使ってしまうこともあります。

キングジムから発売されている「ポメラ」という文字入力に特化した機械があります。
パソコンのような形をしていますがネットは使えずに文字を打つ機能しかありません。

それにもかかわらず作家やライターで利用している人は結構います。
こういった商品が売れていることからも人がいかに誘惑に弱いかということが分かると思います。

机に座ったらとりあえずスマホを見る習慣のある人はとりあえず参考書を開くという習慣にした方が良いかもしれません。
人間の脳は作業を始めてしまえばそのままやる気が出てくるものなのです。

それから同じ文字を書くにしてもスマホ入力とペンで紙に書くときでは脳内で活性化する場所が異なります。
人によってはペンで書くことでやる気が出やすくなることもあります。

またスマホを使っていなくてもそばにあるだけで作業効率が落ちるという論文もあります。
勉強にやる気が出ない人はスマホを置いて図書館に行ってみてはどうでしょうか?

参考文献:Roberto Truzoli, Caterina Viganò, Paolo Gabriele Galmozzi, Phil Reed. (2019)Problematic internet use and study motivation in higher education.

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