不味い食べ物をおいしく感じさせる裏技

不味い食べ物をおいしく感じさせる裏技

インドネシアのテンペ(tempe)という食品をご存知でしょうか?
これはテンペ菌で発酵させたもので「インドネシアの納豆」などと呼ばれることもあります。

健康食品としても人気があり日本のスーパーでも売っていることがあります。

このテンペですが人によっては不味いと感じることもあります。
そこで色々な調味料を付け加えたりするのですが、そんなことをしなくても美味しく感じる方法があります。

それはテンペのルーツ(起源)を知るということです。
人間は食品のルーツを知ることによって味の感じ方が変わるということが心理学の実験で分かっています。

新たな情報が加わることによって美味しく感じる

コペンハーゲン大学のフューチャーコンシューマーラボは知らされる情報によって味の感じ方が変化するかということを実験で調べました。

実験では参加者に9種類のテンペを食べさせました。

そのうちの4つは現代人の口に合うように調理されたものです。
残りの5つは昔からの伝統的な手法で調理されたものです。

何も知らされずに試食したときは現代版のほうが美味しいと感じました。
伝統的なほうはそれほど美味しいとは感じませんでした。

しかしこれが地元の食材を使い昔ながらの方法で調理されたものだと知らされると味の評価が良くなりました。
同じものでも新たな情報が加わることによって美味しく感じることができたのです。

食事前の一見無駄な行動が満足度を高める

情報を知らされるだけではなく食事前の行動によっても料理に対する満足度が変化することが分かっています。

「まずは何もつけずにお召し上がりください」「舌の上で溶かすようにゆっくり食べてください」などと言われたことはないでしょうか?

このような行動を付け足すことで私たちはその食材を最も良い状態で食べているような気になります。
その満足感が味の評価にも影響を与えるのです。

美味しくない食べ物も起源を知ったり正しいとされる食べ方に変えれば少しはまともになるかもしれません。